
結婚ってこんなんだっけ
私の時代は、結婚は誰でもするものであり、誰でも出来るものだというのがほとんどでした。
私自身は28歳で結婚したのですが、同級生の中には既に子供もいる人も何人かはいます。
私自身はと言うと、内気で、余り人との関わりを持つのを苦手とするタイプだったのでお付き合いというものもほとんどなく日々を送っておりました。
当然のことながらヤキモキするのは私の両親な訳です。
父親は持病があったために、「俺が生きているうちに」とこうくるのです。
特に私の地元は田舎で、この記事を読んで下さる方の中にはご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか、『菓子まき』という結婚の時にご近所の方々にお披露目と共に幸せを周囲の人々に分けて、新郎新婦のこれから来るであろう不幸せを軽くしてあげようという親心を伝えるような、昔ながらの風習が残っている地域でした。
その分両親や周りの重圧は半端なく、両親が申し込んだ結婚相談所に紹介ししてもらい、3人目に出会ったのが今の主人でした。
それからはあれよあれよ過ぎていきましたというよりかは流されて、いや押されてといったほうがいいかもしれません。
そんな日々の始まりでした。
こんなものなのか?

まさに、上に書いてあるそのものでした。
何がなんやらさっぱりわからずだったのです。
自分のことなのになぜか実感が全くわかなかったのです。
原因は自分自身にありました。
先程も書いたように結婚というものに興味がまるでなかったのです。
それ以上にお付き合いというものをしたことがないので何をどうしたらいいのか全く検討もつきませんでした。
興味がないのは、1人でいることが気楽だったのもあります。
実家暮らしでしたし、当然働いてもいましたのでお金には苦労してませんでした。
自由に使えることの方がよかったですからね。今にして思えば甘ったれなんでしょう。
母親も見てきましたし、母親は私とは正反対で父親の影響で経済観念のしっかりとした人でした、悪くいえば細かい人だったのです。
私はとにかく自由がないのと縛られるのを嫌っていたのだと思います。
後、男性とのお付き合いがないために距離感だったり、どれをどうしたらいいのかがわからないのです。
私自身が人見知りで、人間関係が掴めなくて学校でも孤立していたので人との関わりが下手な私が、いざ結婚と言われても戸惑うばかりだったのです。
もちろん、初めましてからいきなり結婚って恋愛感情がそう簡単に生まれるはずもなく、何も考えられず、どうしたらいいだろうと動くに動けず、ただ本当に流されるだけでの日々した。
この日なら空いてる

まさに一言でした。
今の主人の両親と私の両親も含めて6人で食事会をした帰り際に、主人の母親が突然こう言ったのです。
「3月31日なら式場空いてるからこの日でどう。」となんの前触れもなく言い出したのです。
内容は、はっきりとは覚えていないのです。あまりにもさらっと、しかも有無を言わせぬ感じで来られたので、こちらは「へっ⁉」としか思わなかったのです。
ですが周りにはまさに鶴の一声とでもいうように自然と、その日に結婚する流れになりました。
主人の母親はこの時点で根回しもすんでいるらしくそこからは流れに押し流されるように準備が進んでいきました。
今から思えば式での余興の主人の親族の方が祝いの舞の披露、主人の姉夫婦の息子さんとその友達との和太鼓演奏などこの時点でおそらく主人母親の頭の中では、すでに織り込み済みだったのでしょう。
時間は止まらない

そこから一気に物事が動き出しました。主人の姉夫婦の旦那付き添いでの結納、当時私の兄が東京で働いていたので呼び戻しての結納返し、式場での打ち合わせという名のデートを重ねる日々でした。
これでいいのかと考える暇などなく、日常と打ち合わせなどで時間は過ぎていきました。
今にして思えばですが、主人もどうやらお付き合いには苦手のようで、お互いに打ち合わせ以外で会うというのもなく、当然のことながら恋愛感情など全くありませんでした。
「この人と本当に結婚する事になるんだなぁ」と私自身がまるで人事のように感じてさえいたのですから。
今にして思えば、義母には感謝しています。
こんな事でもなければいまでも結婚していなかったのではないかと思っています。
勢いって大切だなと感じています。
物事は動き出すことさえ出来れば、どうにかなるし、間違えば修正すればいいのかとも、考えずにまずは動くことが次につながるんだなとも感じています。
klsddgk著












