高校1年生の頃、とある音楽アプリをきっかけに起きた出来事がありました。
とあるユーザーとの出会い

私は、歌を歌うのがとても好きで一人でカラオケに、よく行くことがありました。
カラオケに行って歌うことも好きでしたが、やはりお金の関係で、何度も行くことは出来ません。
尚且(なおか)つ、自分の歌った歌を誰かに聞いてほしい・・・そう思うようになっていきます。
しかし、機材を用意して本格的にやりたくても高校生の私には、そんなお金はありません。
アルバイトも考えましたが、高校生の私は、剣道部に入っていたので、部活が忙しくアルバイトをする時間もなかったのです。
機材なしでも、歌を投稿できるようなものがないかと思い、インターネットで探していたところ、マイクなどの機材がなくても、自分の歌を録音して投稿ができるというアプリを見つけました。
有料のアプリではなく、完全に無料でできるアプリだったので私はこれだ!と早速アプリをダウンロードをします。
実際にアプリをダウンロードをして使ってみると、簡単に投稿ができました。
自分の歌った歌を聞いてくれて、いいねやコメントをくれる人たちがいることに嬉しさを覚え、夢中になってアプリに歌を投稿していました。
そんなある日のことです。
1人の男性ユーザー・ミクリさんという方から、
「歌すごく上手ですね!良かったらコラボしませんか?」
とコメントを貰いました。
このコラボというのは、自分が歌った声に更に相手の歌った声を重ねることができ、デュエットをすることができる機能がこのアプリにはついているのです。
初めてコラボのお誘いをもらった私は嬉しくなり、
「是非!コラボしましょう!」
とコメントを返しました。
「ありがとうございます!良かったらお話ができればと思いますのでSkypeで話しをしませんか?」
「分かりました、私のIDはこちらになりますので追加をよろしくお願いします。」
こうして、ミクリさんと歌のコラボをすることになりました。
歌のコラボをきっかけに・・・

早速コラボをするために「直接通話で話をしませんか?」とお誘いを頂いたので、
ミクリさんと通話ができるアプリで初めて話しをすることになりました。
最初は、全く関わりのない人に対して緊張ぎみでしたが、ミクリさんが話し上手なこともあり、緊張もほぐれコラボの話しやプライベートな話も楽しくすることが出来ました。
話していく中で、ミクリさんは私と同じ歳の男性ということが分かり、更に話しは盛り上がって行きます。
それから、週に1回のペースでミクリさんと通話するようになっていきました。
突然の告白

その後、歌のコラボも無事に終わり、いつも通りミクリさんと通話をしていたある日。
いつも通り通話をしていた時に、恋愛関係の話になりました。
「彼氏って今いるの?」
「今?彼氏はいないよ」
「そうなんだ。ねぇ俺たち、付き合わない?」
そう突然、切り出されました。
確かにかなりの頻度で通話をしていて、私も友達と思っていたのですが、このように切り出されると思っていなかったので、困惑してしまいました。
「ごめんなさい、ちょっと考えさせて欲しい」
そう彼に伝えました。
しかし、そのまま気まずくなってしまい、その日の電話は終了しました。
翌日、友達に相談をしましたが、一度もあったことのない人と付き合うなんてやめといた方がいい!と反対をされました。
私も心のどこかで、一度もあったことがない人と付き合うなんて危ないと
感じていた部分があったため、友達に言われたことを素直に受け止めることが出来ました。
結局、ミクリさんからその後も何度か電話の誘いがあったものの通話を出来ないことをその度に伝えました。
何度も断っていたので、彼も何度かしたあとは、電話の誘いもなくなりそのまま話すことはなくなってしまいました。
その後・・・

それ以降、私は学校の勉強などで結局アプリをそのまま続けることなく、消しました。
結局その後も、ミクリさんとは連絡を取っていないです。
私は、あの時の選択が間違っているとは思っていません。
ですが、今の時代だと、マッチングアプリやオフ会などで一度も顔を会わせたことがない人と会うことに対して普通になって来ています。
その前の時代ですと、顔を合わせたことのない人と会うことに対して否定的な部分もあったと思います。
時代とは変化するものなのだ、あの時の出来事を思い出し、感じてしまいますね。
shyuko24著




