初めまして。今田と申します。
恥ずかしながら、私は「恋愛」というものを経験したことがありません。どれも「片思い」で終わってしまい、その後は好意を寄せていた相手と連絡すら取れていません。今回はそんな私が小学校から大学生の時にかけて経験した片思いについてお話ししましょう。
1.同じクラスのAさん

まずは小学校時代のお話。片思いしていた女の子は何人もいたのですが、その中でも印象に残っているのが同じクラスのAさんという女の子。失礼ながら見た目は美人でも可愛い方でもないのですが、彼女が醸し出す独特の雰囲気とやさしさに惹かれたのです。
ある日、席替えをしたときに奇跡が起こりました。なんと、そのAさんと隣の席になったのです。席を移動した後、あまりの事態に驚き、開いた口が塞がらなかった私を見て、Aさんは「どうしたの?」という表情をしていたのが印象的でした。当時の私からしてみれば、宝くじで一等を当てるより嬉しかったのだから、そんな顔になるのも当然でしょう。
席替えの間隔は約1ヶ月。そんな中で何をしゃべったのかはほとんど覚えていません。しかし、時折机の上でピアノを弾くしぐさをしていたのをよく覚えています。人と同じことをしないと気が済まない性格である私は、ピアノの弾き方を微塵も知りませんが何となくそのまねをしたものです。私にとっては何の意味もない動作でしたが。
結局、1ヶ月の中でAさんとの関係に目立った進展はないまま次の席替えが来てしまいました。ですが、私にとっては大変幸せで楽しい時間を過ごすことができた気がします。
2.同じ部活のBさん

続いては、中学校時代に同じ部活だったBさんに対する片思いのお話。彼女は大変成績が優秀で、口も達者なうえ少々毒舌なところがあった子でした。私もなぜこんなBさんに惹かれたのか、正直未だによくわかっていません。
中学校では陸上部で、主に短距離走をメインに取り組んでいました。Bさんとは同じ種目で奮闘する仲間同士という間柄で練習に励んでいました。Bさんは少し抜けたところがある私の言動に対し、少々毒の混じったツッコミを食らわせてきました。毒が混じっていたとはいえ不思議と悪い気分はなく、むしろ歓迎という気持ちでした。人を傷つけることなくツッコむという、彼女の頭の良さが光っていたのでしょうか。
彼女とよくしゃべったのは試合があったとき。他の部員も交えて陸上の話や他愛もない話をよくしていました。この時間のおかげで、試合の緊張が少しだけほぐれたのは非常にありがたかったです。
好意を抱いたものの、最後までそれ以上に距離を詰めることはできず中学校卒業後は疎遠となりました。しかし、成人式の時に再会して自分のことをよく覚えていてくれていたのはとても嬉しかったです。
3.修学旅行で同じ班だったCさん

次に高校2年生の修学旅行で同じ班になったCさん。同じクラスではあったものの、修学旅行までは彼女のことをよく知らず、比較的地味な子だというイメージがありました。
しかし、いざ同じ班で行動すると「不思議ちゃん」という言葉がよく似合う女の子でした。私はそんなCさんのふわふわした雰囲気に引き込まれたのです。地味な子だというイメージはその脱力感がいっぱいのしゃべり方で覆され、同時に一緒にいて楽しいという印象も持ちました。
班行動でもほぼ初対面の私に対してとてもフランクに話しかけてくれて、非常にフレンドリーでその場の空気を和ませてくれる優しい女の子でした。連絡先も交換することができ、修学旅行が終わった後もこの雰囲気のままもっと仲良くなれたらいいなと思ったのですが…
幸運なことに、進級したクラスでもCさんと同じクラスになりました。しかし、一年を通じて会話はほぼゼロに終わってしまい、親睦を深めることができぬまま卒業を迎えてしまったのでした。
4.同じゼミだったDさん

最後は大学で同じゼミだったDさん。ゼミに入って間もないにも関わらず、大学の構内でひとり勉強していた私に声をかけてくれたのが片思いのきっかけでした。
Dさんはとにかくおしゃべりな女子で、「口から生まれてきたのではないか」と思うくらいでした。また、自分からあまり声を掛けない私に対して、ゼミの時やキャンパス内で会った時にいつも元気よく挨拶してくれたのがすごく気持ちよく感じました。
いつもゼミの資料を作るときにお互いの資料を見てアドバイスを送り合ったり、就職活動の情報交換をしたりと話のネタは尽きませんでした。彼女のおかげで週一回のゼミの時間を楽しみにしている自分がいました。
卒業してからは当然別々の企業に就職。なぜかLINEも交換していなかったので、連絡を取ることもなく疎遠となってしまいました。
これまでに4度も片思いを繰り返しながら、未だに異性への好意の伝え方がわかっていません。私があまりにも奥手であることもそうだし、自分から行動を起こすことが苦手な受け身な性格であることもその原因です。ついに恋愛を経験せぬまま30歳を迎えてしまいました。これから私の人生に遅まきながら春がやってくることを願ってやみません。
706著





























