ゲームからの出合い

ゲームと私。

初めまして。30代男性のKといいます。私はMMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲーム)の略称をいいます。)のゲームに凄いはまっています。

敵を倒して経験値だったり、レアな武器を獲得したりしてゲーム内でおいてはかなり有名で、みんなから頼られていました。

この時は本当に幸せでした...

 

チャット

ある日のこといつも通りに敵を倒していると女性アバターのレベルが低いAさんがレベルの高いモンスターと戦っていたので私はチャットで

「そのモンスターは強いので私とパーティーを組んで倒しませんか?」

と送った。

しばらく待ってはいたが返事が来ないので私が倒そうとしたら

「お願いします」

というチャットがきた。私は急いでパーティー申請を送り、相手は承諾してくれたのでそのまま2人でモンスターをやっつけた。

「Kさんって強いんですね。尊敬します!」

とチャットが来たので少し誇らしげに

「そんなことない、私より強い人はいっぱいいるよ」

と返事をした。

 

ギルドとチャット電話

私はギルドを運営していたこともあり、Aをギルドに誘った。作り立てのギルドでメンバーは5人ほどしかいない。

Aが入会するとほかのメンバーから歓迎の挨拶が飛び交った。

「Aさん これからよろしくね!」「Aよろしく」「困ったことあったら何でも質問してね」などなど...

しばらくしてAから

「皆様よろしくお願いします!」

と返事がきた。

私「このギルドはリアル優先だから暇な時に何時でもおいで」

と送った。

しばらく新人が来たこともあり、チャットが盛り上がっていたところメンバーの一人が

「Aさんって女性?」って聞いていた。

正直私も凄い気になっていた。私以外は全員女性アバターでリアルは男性だろうと思っていたからだ。ちなみに他のメンバーとはチャット電話をしたことがあり性別は男性だと知っている。

このときはAさんは何も答えなかった。

後日、私がログインするとAはまだログインしていなかった。

他のメンバーはログインしていたのでパーティーを組んでモンスターを倒していた。

少ししたらAがログインしてきた。

A「皆様こんばんわ!」

他のメンバーと私「こんばんは!」と返事をし、Aをパーティーに誘った。

パーティーを組んで敵を倒す際はみんなでグループ電話をするので私は

「Aはグループ電話できる?」

とチャットし

「ごめんなさい。私そういうのは苦手で...」

と返事がきた。

ちょっと期待したが家庭の事情もあるのだろうと思い、あんまり気にしていなかった。

 

悪酔いしたメンバー

暫くしてAもすっかりメンバーの一員となった。しかし、グループ電話には一切入ってこなかった。

たまたま飲んでいたメンバーの一人がグループ電話で

「Aに無理矢理でもグループ電話に入ってもらおうぜ!」

と言い出した。

そして悪酔いしているメンバーはAにチャットで

「A!グループ電話に入ってくれないとギルド追い出すぞ」

と送った。

Aはギルドの居心地の良かったため、ギルドから抜けたくなかった。

A「わかった。今日だけは入る」

とチャットがきた。

私は何故かドキドキしていた。女性である期待感と男性であった場合の落ち込み感が交差していた。

Aがグループ電話に参加してきた!

「あの...Aです。こういうの初めてで恥ずかしかった。」

と声が聞こえた。可愛いらしい声で女性の声だった。

私と他のメンバーは高揚した。

メンバーはいろいろとAに質問するがAが困惑しているのが感じ取れたので私は質問するのをぐっとこらえて

「Aがこまっているじゃあないか。その辺でやめとけよ」

と言った。

この辺でAの質問は終わり、いつも通りにみんなでモンスターを倒してこの日は終了した。

何故か私は恋人ができたかのように喜んでいた。

 

引退...?

しばらくしてAもすっかりグループ電話に慣れていた。

私は他のメンバーとパーティーを組まなくなっていた。なぜならAに夢中になってしまっていたからだ。

ギルドの他のメンバーとの仲は険悪になり、今まではチャットが活気づいていたのが、今では静かになっていた。

「もうこのギルドにはいてられない」

とメンバーの一人がチャットをしギルドを抜けていった。

そんなことは気にせず私はAとのパーティーを楽しんでいた。

するとAから急に

「わたしもこのギルドから抜けます…そしてこのゲームを引退する」

私は凄い悲壮感に包まれた。そして

「え?なんで」

と言った。

「前みたいにみんなで一緒にワイワイしていたころが楽しかった。あとメンバーから嫌がらせを受けていたから我慢の限界で...」

そういってAはゲームにログインしなくなった。

私は凄い虚無感とメンバーに対して激しい怒りがこみ上げていた。

そして、メンバーとは大喧嘩をし、メンバーがまた一人と抜けていき、ギルドも解散した。

私にとっては人生で初めて恋人ができた気分だった。

このことがあってから私はMMOをやっていない。

 

694著

 

 

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