職場での出会い

大阪ラブストーリー

社内恋愛は、共通の話題も多く、毎日会えて幸せ。
そう思いがちですが、うまくいかなくなると、とても厄介なものです。
そして三角関係も多いと言われます。
知っていたのに、まさか私が巻き込まれるなんて
当時は考えてもいませんでした。


ートモエ先輩との出逢いー

私が通っていた高校は、世間でいう進学校
なのに、私は経済的な理由で進学は断念、進路は就職です。
成績も良かったのに、あきらめ切れない思いでいっぱいでした。

そんな私に声をかけてくれる人がいました。
去年の卒業生で企業に就職したトモエ先輩です。

・社会に出て出会った人
・オフィスでの様子
・お給料や賞与の使い道
・社会に出ることで大きく成長できる
・スーツ姿のカッコいいお兄さんがいっぱいいる

など、いろんな話をしてくれました。
その日以来、時々、先輩に会うようになり、
なんとなく就職に前向きな気持ちになっていくのでした。

ーエリート社員アラタとの出逢いー

私は結局、トモエ先輩と同じ企業に就職しました。
そして、新人研修の後、ある事業部の営業事務に配属が決まったのです。
働く場所は違うけど、先輩の存在はとても心強かった。

働き始めて1年が過ぎた頃、職場で知り合った人とお付き合いが始まりました。
彼は有名大学出身のエリートです。
噂になるのも怖いので公にはしていませんでした。
それでも仕事帰りや、休みの日には彼と過ごすことが増えて、すべてがうまく行ってるように思えました。


ー街角のカフェテラスー

ある日のドライブの帰りのことです。
私は、今いる場所がトモエ先輩の自宅近くだと気がつきました。
お世話になっている先輩がいることを彼に伝えると、
先輩を呼び出して、三人で会うことになったのです。
近くのカフェで待っていると、すぐに先輩はやってきました。
彼と先輩は、所属場所と名前をいい、お互いに自己紹介をしていました。
(なんか、社会人てカッコいいな)
私は素直にそう思いながら2人を眺めていました。

ー社内恋愛の落とし穴ー

ある日、職場の友人が仕事中に声をかけてきました。
「もしかして、アラタと付き合ってる?」

信頼できる人なので隠す必要もなく、
「そうだよ」と答えると、彼女はとんでもないことをいうのです。
彼が名古屋の保養所の申込みをしているというのです。

仕事が終わってからその友人と作戦会議です。

まず最近の出来事を順に思い出し、変わったことがなかったかを考えます。
そして、トモエ先輩と3人で会った話をした時

友人「それ!怪しい」
私「それは、ありえへんわ」
友人「うちの会社、職場がわかれば内線で全部繋がってるんやで」
私「でも、先輩に限って・・・」
友人「すぐにトモエさんに連絡してみて、何もなかったらホッとするやん」

友人にせかされながらも、思い切って電話をすることにしました。


ー真実ー

先輩はいつものように電話にでます。

私「先輩、教えて欲しい事があるんやけど」
トモエ「え?なになに?」
私「アラタと会ってる?」

そして先輩から聞かされるのです。

2人で時々会ってること。
彼から内線で連絡があったのが始まりであること。
この前、付き合って欲しいと言われたこと。
そして・・・

彼と名古屋に旅行に行く予定があること。

目の前が真っ暗になりました。
私「彼と前から付き合ってるんやけど」
その言葉に先輩は「え?」とだけ言い黙っています。

作戦会議が必要だと思い、
後でもう一度連絡する約束をして電話を切りました。

ー私が出した結論ー

友人「ほらね? さあどうする?」
私「なんか、もう、何がなんだかわからへん」
友人「よく考えよう、アラタを失うのが本当に惜しい?
エリートかもしれないけど、いろんな面でよく考えて」

私「・・エリート以外にいいところ?」

友人「あっちの方はどうよ、合う、いまいち?」
私「合う以前の問題、かなりイマイチ、あれで一生は無理。」
友人「決まった! 男の一人や二人、くれてやれ!」

私はトモエ先輩にもう一度電話をかけました。
そして言ってやったのです。

私「いいよ、アラタをあげる! あんなんでよかったら、どーぞ」
トモエ「どういうこと?」

電話の向こうで戸惑う先輩に「さよなら」を言い、
女の友情の薄さを感じていました。

ーアラタとの終わりー

翌日、アラタが私の部屋にやってきました。

アラタ「なんか揉めてるみたいやね」
私「揉めてへんよ、先輩にあんたをあげることにしただけ」
私「2人友達なのに、バレへんとでも思ってたん?」
アラタ「両方と仲良くできたらいいと思ってた」
なんて馬鹿らしい結末でしょう。
もうその気がないことを伝え、彼との恋は完全に終わったのです。


ー偶然というイタズラー

数年が経ち、私は転職し、お客様対応の新人養成担当をしていました。
人の入れ替わりが多い職場なので、
新しいアルバイトがドンドン入っては辞めていきます。

ある日、いつものように新人の名前をチェックしていると
なんと、トモエ先輩の名前があるのです。
私の担当グループではないけど、どう接していいか迷いました。
昔のように声かけるのか、それともあの日の出来事を解決させるのか。

結局私は、他のアルバイトと同等に扱うことに決めました。
でも、もし謝ってきたら、素直に許すつもりでもいたのです。
また昔のようなれたらと、心のどこかで期待していたのかもしれません。
でも先輩はバツ悪そうにするだけ、何も言ってくる気配はありませんでした。

そして彼女はいつの間にか職場を去っていました。

ーアラタのその後ー

私は知っていました。
あの後すぐに、アラタは同じ職場の大人しい女性と交際を始め、
数年後に結婚したことを。
その時は、何も知らないであろう先輩に
「残念だったね!」と心の中つぶやき、私は祝杯をあげたのです。


男が原因で壊れた女の友情は二度とは戻らない。
悪いのはその男性ですが、そういうものなのです。
社内恋愛は大きなリスクがあります。
結婚が決まるまで秘密にする場合も多いので、本当に厄介です。
私はこれ以降、社内恋愛はご法度にするようになりました。

先輩、今頃どうしてるのかな。

 
h660著

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