パーティーでの出合い

バブル期のパーティーはハチャメチャでした!あっと言う間の男女のなか・・・

初めは友人のお願いだった

20代前半、東京で生活していた私は、ある商社でオフィス機器等を販売する営業マンとして働いていました。

大きな会社ではなく、家族経営に近いアットホームな感じでとても居心地が良く、社長をはじめ先輩も同僚もいい人ばかりでした。

田舎から出てきた私は、友人も少なく、飲みに行ったり、休みの日に誰かと一緒に遊びに行ったりすることがほとんどなかったので、「彼女でも出来ないかな~」と、無い知恵を搾りながら、出会いのチャンスを伺っている日々を過ごしていました。

そんなある日、取引先でもあるイベント企画業で起業したG郎さんから連絡があり、久しぶりに彼のオフィスを尋ねることにしました。

G郎さんとは東京で知り合った友人で、営業で一度、彼のオフィスで機器の導入に立ち会った時に仲良くなり、時々顔を出しては世間話などしておりました。

彼は私より2歳ほど年上で、友人というよりは兄貴と行った方が近いのかもしれません。

外見は色黒で、福耳が特徴的です。

性格もとても明るく話好きで、いろんな事に好奇心を持ち、とても行動力のある人でした。

彼のオフィスに行くと、いつもようにニコニコしながら話しかけてきます。

G郎:「久しぶり!元気してた?」

私:「はい!お陰様で元気でした~」

などと軽く挨拶を交わすと、応接用のイスに案内され対面で座り、いきなり本題に入ります。

G郎:「実はね、今度 ”ねるとんパーティー” を企画してて、参加者を募集してるんだけど、まだ認知度が低くてあまり人が集まって無いんだよね。参加費無料でいいから来てもらえないかな~」

私:「え!?いいでんすか?本当はお金かかるんですよね?」

G郎:「いいの、いいの。なんなら友達も連れてきていいからさ」

と言われ、断る理由もなかったのでOKしました。

彼はとても嬉しそうにしていたので、こっちまで何だか嬉しい気持ちになってきました。

 

ねるとんパーティー

ここで「ねるとんパーティー」って何?って話なんですけど、

タイトル通りで「お見合い」パーティーの事です。

今から30年ほど前にテレビでやっていた「ねるとん紅鯨団」という番組で、

とんねるずが司会をしており、

それで「ねるとんパーティー」と呼ばれるようになりました。

当時は深夜帯にも関わらず人気のあった番組で、

最後の告白タイムなんかは、「くっつけ~!」やら「断られろ~!」等と勝手に熱くなりながら観ていました。

それで、これを真似た企画会社が出始め、G郎さんもその人気にあやかって会社を興したのです。

当時はまだそんなパーティーを企画する企業も少なかったので、先駆け的な存在でもありました。

最初は男女20名程度のパーティーでしたが、

回数を重ねるうちに男女各100名程も集まるようになり、

ホテルの大広間を貸切って行うような大規模なパーティーもできる位の人気イベントに。

その集客の良さから、大手ドリンク系や旅行会社系のスポンサーも付いて、

それはもう評判の企画会社へと成長していきました。

はじめての参加

G郎さんから招待された私は、会社の同僚を誘って、

その週末に行われるパーティーに参加することにしました。

会場に到着すると、既に多くの人が来場しており、

当然ですが華やかに着飾った若い女性が多く、

男性は若い人から中年の方まで参加しているようでした。

女性は割と普通なんですが、

男性は・・・ちょっとこの人やばいかも・・・

うわっ!何この人・・・(ご想像にお任せします・・・)といった、

今まで女性と付き合ったことが無い人が、

ものすごく気合を入れてこの場に臨む姿勢が伝わってきて、

何やら一部異様な雰囲気の中、イベントが始まりました。

最初に番号の付いたバッジと、質問シートが渡され、

バッジを付けて質問シートを見ながら、フリーで話しかけていく感じでスタート。

最初は少し緊張しながら話しかけていきましたが、

次第に慣れてきて会話を楽しめるようになってきました。

途中、いろいろなゲームをこなしつつ、楽しい時間は過ぎていきます。

後半になると、告白タイムならぬ投票タイムが始まります。

自分の番号と、気に入った人の番号を記入して箱に入れていきます。

全員の投票が終わると、係の人が裏で集計し、お互いに1位氏名している人が、見事カップルになるシステム。

そして結果発表!みんなドキドキしながら緊張の面持ちで発表を待ちます。

♪♪♪♪♪♪♪♪今回は、3組のカップル誕生です!

おめでとうございます~!」とアナウンスがあり、

カップルになった人の番号が発表され、該当者はステージにあがり、

皆から祝福されながら、イベント終了しました。

私も同僚も、残念ながらカップルになる事は出来ませんでしたが、このままでは終わりませんよ。

 

パーティー後の出会い

私と同僚は、彼女を見つけると言うよりも、

場を楽しみたいと思ってきていましたので、イベント終了後もちょっと物足りません。

そこで、カップルになれなかった女性も沢山いましたので、

解散後、同僚と一緒にナンパする事にしました。

パーティーの余韻に浸る女性も多かったので、割とすぐにいい感じの2人組女性と合流。

近くの居酒屋に誘いました。

2人はA子さんとT美さんと言い、2人とも看護師さんでした。

A子さんはスレンダーな美人で、笑顔も可愛いいのですが、

時折みせる美人特有の冷たい態度が男心をくすぐります。

T美さんは背が低く、ぽっちゃりとしていて愛嬌が良く、とても話しやすいところが魅力でした。

普通にもてそうな2人ですが、やはり出会いの機会がないらしく、

こんなパーティーがあるなら参加してみようということだった様です。

話は盛り上がり、お互いの連絡先を交換して解散しましたが、

私とA子さんは帰る振りをして、2人で別の店に行き、朝まで楽しく過ごしたのでした。

 

その後と結末

しかし、その後A子さんと会うことはありませんでした。

何故なんでしょう。

きっと、朝まで楽しく過ごした事で、満足してしまったのかもしれません。

A子さんからも連絡は無かったので、何か気に障ることでもしてしまって、

嫌われてしまっていたのかもしれません。

とにかく、私からも連絡する気が起きなくて、そのまま消滅しました。

実はT美さんにも一度連絡して、一度だけドライブデートしたこともありました。

この時も楽しかったのですが、その後会うことはありませんでした。

A子さんと同じような理由だと思いますが、

当時の私は、いろんな人と話がしてみたくて、

一人に縛られるのが嫌だったのもあると思います。

女性はそういったところを読み取る力が凄いので、

この人本気じゃないなというのが伝わってしまったのだと思います。

若い頃は、自分の事ばかり考えてしまい、

知らないうちに相手の気持ちを置いてきぼりにする事が多くありました。

それが、年をとるにつれ、相手のことを思いやれる様になり、

与えられていた側から与える側へと変わっていきます。

経験を積むことで大人になっていくんですよね。

パーティーで知り合って、ほんの短い時間を楽しく過ごしても、

続かない出会いは多いもの。

これも一つの経験として、自分の人生に生かして行ければそれでいいと思います。

全ての出会いに感謝です。

 

 

m95著

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