パーティーでの出合い

学生×社会人カップルの難しさ

付き合うなら年上?年下?

恋バナをしていると、一度は話題に上がると思います。

私は年齢にこだわりは無いと思っていたのですが、思い返してみると、好きになった男性は年上ばかり。

落ち着いた方が好みなので、年上男性に惹かれやすいのでしょうね。

友人も年齢は気にしないタイプが多いのですが、「大学生とは付き合えない」という声がありました。

3歳年下の大学生の男性と付き合った友人は、社会人と学生が付き合う難しさを実感したそうです。

 

BBQで出会った大学生

私の高校時代からの友人「麻美(あさみ)」は大学を卒業後、飲食関係の会社に入社しました。

社会人になって一人暮らしをはじめ、仕事と家事が忙しく、彼氏を作る余裕がなかったそうです。

会社の先輩に恋人がいないことを伝えると、先輩の知り合いが主催するBBQに誘われました。

そこで出会ったのが大学生の「祐樹(ゆうき)」です。

明るい性格でよく笑い、周りからも慕われている彼。

アウトドアが大好きらしく、BBQでの手際のよさを見て、とてもたのもしく思えたそうです。

初対面の人が多い場で少し緊張していた麻美ですが、ムードメーカーの祐樹君の助けもあり、楽しいBBQとなりました。

彼も麻美のことを気に入ってくれたようで、その日のうちに告白されます。

勢いの良さは、さすが大学生といったところですね。

麻美は突然のことで困惑しましたが、先輩の勧めもあり、付き合うことになりました。

 

なかなか合えないながらも、順調なお付き合い

お互い生活リズムが違う2人は、頻繁に会うことはできません。

土日が休みの麻美に対し、祐樹君は土日にバイトを入れていたからです。

しかし毎日たくさん連絡をとっていました。

LINEや電話で、映画やドラマ、デートに行きたい所などを語り合います。

麻美は社会人になってから業務的な連絡が多くなっていたので、恋人との何気ない話しが嬉しくて楽しかったそうです。

夕食を一緒に食べたり、麻美の家ですごすこともありました。

実家暮らしの彼ですが、キャンプ飯を作るのが好きで、よく麻美にも料理を振る舞ってくれたりもします。

休みを合わせて出かける時は、効率よく周れるように計画を立ててくれました。

自分のために一生懸命プランを語る彼が、可愛かったそうです。

 

ズレはじめた価値観

付き合って半年程たつと、麻美は価値観のズレを感じるようになりました。

一言でいうと「がっついている」と感じたそうです。

デートのプランを考えてくれるのは嬉しいのですが、毎回タイトなスケジュールでした。

テーマパークでは、より多くアトラクションに乗れるように。

旅行では、より多く名所巡りができるように。

せっかく行くんだから、という気持ちは分かるが、もう少し余裕のあるデートがしたい麻美。

夕食もファミレスや居酒屋など、賑やかな店が多かったそうです。

賑やかな場所も好きですが、仕事で疲れていると、静かに食事をしたい日もあります。

たまに麻美が探したお店に行くこともあったのですが、祐樹君は値段が高いことが気になるようで、なんとなく彼から「こういうお店は避けたい」という空気を感じたそうです。

次第に電気の消し忘れや挿したままのコンセント、石鹸で手を洗っている時に水を出しっぱなしにするなど、些細なことまで気になるようになります。

しかし何度注意しても直らないし、「口うるさい母親みたい」と言われてしまいました。

この言葉で、このまま付き合うのは難しいと思ったそうです。

 

かみ合わない「分かってほしい」

麻美は「祐樹は大学生なんだから仕方がない」と自分に言い聞かせようとしましたが、だんだんケンカが増えていきます。

このままではいけないと思い「一度きちんと話し合いたい」と言うと、彼も同意してくれたので、後日時間を作ることに。

待ち合わせの場所へ行くと、祐樹君と彼の友人が3人。

そのまま友人達と別れると思いきや、一緒に話すと言われました。

2人の問題なのに友人が出てくることが理解できず、麻美は困惑します。

帰ってくれる気配がないので仕方なくそのままお店に入ると、友人達は祐樹君の弁護を始めました。

そして彼らが何度も「祐樹の気持ちも分かってほしい」と言うので、「もうダメだな」と思ったそうです。

麻美も分かってはいたんです。

自分も同じ大学生であれば、楽しく付き合えていたでしょう。

しかし社会人となり価値観が変わったことで、恋愛に求める形が変わりました。

全てを合わせてほしいとは言わないけれど、少しは彼にも歩み寄ってほしい。

彼らが「分かってほしい」と言うように、麻美も「分かってほしい」のです。

 

大事なのは、同じ目線に立てること

話は平行線のままで、結局数日後に別れてしまったそうです。

恋愛において、価値観の重要さを実感した、と麻美は話してくれました。

学生のうちは、自分の気持ちを優先しがちですが、社会人になると、相手の気持ちを考えて行動する場合が増えると思います。

友人でも恋人でも、あまりにも価値観が合わないと、一緒にいるのは辛いですよね。

学生と社会人では環境が全く違うので、考え方が違うのも仕方がありません。

大事なのは年齢ではなく、同じ目線に立てることなのでしょうね。

 

698著

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