恋愛の延長線上は結婚か別れか
こんにちは。
私は32歳のアパレル業界勤務の独身女性です。
私の過去の恋愛を知っていただきたいと思います。
出会いは共通の友人の結婚式

以前交際していて今までで一番強烈に惹かれ合った彼との出会いです。
それは4年ほど前、共通の友人の結婚式でした。私は華やかにドレスアップをして、友人たち3人と連れ立って会場に向かっていました。
会場に向かう途中で数人の男性グループを見かけ、その中にひときわ目を引く男性がいました。
「私たちと同じ結婚式会場に行く人たちかな?A子の新郎の友人だったりしたらいいなぁ。」
と、ぼんやり考えていました。
その周辺は結婚式の会場がたくさんあり、他にも結婚式の招待客と思われる同世代の男女が多くいたのでそうそう運命のようなことは起こらないだろうなと思っていました。
ところが会場に到着し受付を済ませ久しぶりに会う友人たちと談笑しながら待機しているところへ目に留まったのが先ほど見かけたグループの蓮(30歳、バツイチ、独身、消防士)でした。
彼は180cmのスラっとした体型で、かわいい笑顔が印象的な男性でした。
恋愛の始まり

結婚式の後、私たちは二次会にも参加しあいさつ程度の言葉を交わしましたが、連絡先を交換することはありませんでした。それでも、彼は私の心に残りました。
結婚式から数ヶ月ほど経ったある夏の暑い日、私は職場近くの消防署の訓練場で偶然蓮と再会しました。
ヘルメットをかぶり、ホースを扱いながら真剣な表情で訓練に取り組んでいる姿の消防士さんたちの中でもなぜか目を引く男性がいました。
ちょうど休憩だったのかヘルメットを含む装備品を外し、消防士さんたちの顔が太陽に照らされ、そこにいた蓮に私は再び惹かれました。
蓮も私に気付き駆け寄ってきてくれました。
そこで初めて連絡先を交換し、それから何度か食事に行くうちに自然に交際に発展していきました。
後から知ったことでしたが、初めて会った時から蓮も私のことが気になっていたらしく連絡先の交換をせずにいたことを悔やんでいたのだということを蓮本人から聞いて、とてもうれしかったのを今でも覚えています。
お互い趣味や食事の好みも似ていたので、一緒に過ごすのがとても楽しく、料理が上手な蓮の作るメニューに合わせて私がお酒を選ぶこともありましたし、外食をするのもとても楽しかった。
本当に彼と過ごした時間は最初から最後までずっと楽しいことばかりでとても幸せを感じる日々でした。
結婚か別れか

交際を始めて1年半ほど経った頃、私が転勤になり、消防士という仕事柄休みが特殊な蓮とはなかなかゆっくり会うことができなくなってきた頃、私たちはお互いの価値観や生活スタイルに違和感を覚えることが増えました。
私はアパレル業界の仕事といっても販売員ではなく、プレスといってブランドのPRや広報活動を中心とした仕事で基本土日休みでしたが、一方、蓮は交代勤務で土日は仕事のことが多くすれ違いが増えていました。
その頃、お互いに昇進をして仕事で成績を上げることや、部下の育成やフォロー等、なにかと生活の中でプライベートよりも仕事の割合が増えがちだったのも大きな要因だと思います。
私は当時28歳、蓮は30歳。
1年半以上交際していたら当然その先を考えるくらいには適齢期でした。
このままの生活が続くのであれば関係は破綻してしまうかもしれない。
だけどお互いがお互いを尊重しようとしていることも痛いほどよくわかる。
私が考え導き出した答えは「同棲」を提案することでした。
お互いの勤務先の中間にあたる場所に引っ越して、ふたりとも今より通勤に時間はかかってしまうけど一緒にいる時間を確保することができる。
1年という期限付きで同棲をしてその先どうするかを決めていきたい。
そう考えつきました。
なぜすぐに結婚という考えに至らなかったのかというと、正直結婚はしたかったけど蓮はバツイチだったのであまり結婚に前向きではなかったから、ひとまず一緒に住んでから考えてもいいと思いました。
かといってズルズル続くような関係になることだけは避けたかったので期限付きという提案をしました。
・・・蓮の答えは「NO」でした。
「提案の内容は理解できるし、一緒にいたい気持ちはもちろんある。だけど結婚を急かされているような感覚になってしまうことにプレッシャーを感じないわけではない。
いずれ結婚を考えたいとは思っているけど今はまだそこまで積極的に考えることができない。このまま交際を続けてタイミングがきたら結婚するというのではだめなのか」と提案されました。
残念ながら、女性は出産や育児による年齢制限、産休育休によるキャリアの中断などさまざまな深刻な問題を抱えている。
具体的に期限を設けなければその機会を失ってしまうかもしれない。そして一度失ったらそれはもう二度と取り戻せない。
そういった現実的かつ当事者意識を持っていなかったことには正直がっかりしたのは事実。だけどきっとそうやって楽観的に捉えている男性って一定数いるのだろうなという現実が見えた瞬間でもあった。
ただ、私たちは別れるに至る他の理由がひとつもなく、お互いのことがとても好きだし相性も良い。別れることとこのまま一緒にいることを天秤にかけ、何度も話し合いを重ね結論を先送りにしていた。
そして、私たちはある日どちらからともなく、なんの前触れもなく、別れを決意しました。
私たちはお互いに相手を尊重し、相手を思いやり、そしてお互いがいまよりもっと成長するために必要な選択をしたのだと信じています。
その後の思いと成長

別れた後、彼との思い出が頭をよぎることが何度もあり、虚無感に襲われる夜もありました。
でも、時間が経つにつれて、私たちの選んだ道が正解だったと本当の意味で納得できたのです。
恋愛は人生の一部であり、別れもまた成長の機会なのだと気づきました。
私は彼がこの先の人生、いつの時も幸せでいてほしいと心から思います。
まとめ

恋愛は人生の中で大切な経験です。出会いから別れまで、私たちは成長し、今まで知ることのなかった新しい自分を知ることができます。
蓮との出会いは私を大きく成長させてくれたと実感することがたくさんありますし、なにより一緒に過ごした時間はかけがえのないもので、素敵な思い出となりました。
「結婚したい女」と「結婚に踏み切れない男」。
私たちは向かい合うことができたと思います。
ただ、ずっと向かい合っていただけで、同じ方向を見ることができなかった。
極論を言うと、ただそれだけだったようにも思います。
704著












