学校での出合い

初めての彼氏

はじめまして。【サナ】と申します。現在メーカーで営業として働いている、ごく普通の社会人です。そんな私に初めて彼氏ができたのは高校1年生の春でした。今回は、その彼との恋愛をお話していきたいと思います。

 

春は出会いの季節?

不安とわくわくに胸を躍らせて高校に入学した私。小学校から中学校はほとんどエスカレーター式に進学していたので顔見知りばかりでしたが、高校からは仲の良い友達ともバラバラだったので、かなり緊張して入学式を迎えたことを覚えています。まだ自分が高校生だという実感が湧かず、見慣れない全ての景色に不思議な気持ちになりました、、(笑)

掲示を見て自分のクラスと出席番号を確認し、教室へ入るともう何人かは席に着いています。私の隣の席にも既に男の子が座っていましたが、とても緊張している私は隣人と特に挨拶を交わすこともなく席に着きました。その男の子こそが私の人生初彼氏となる人だったのです。

 

ライバル心と恋心

ぼっちになるのも嫌なので入学してすぐの頃はぎこちなく友達作りをする日々でしたが、1ヶ月も経てば新生活にもだんだん慣れてきます。隣の彼ともその頃には気楽に言葉を交わすようになりました。

そんな中でのある日、国語の授業で漢字の小テストがあり、採点は隣の席の人と交換して実施する形式でした。点数は彼のほうが私より2点低い結果に。彼は勉強がそこそこ得意なつもりだったみたいで、とても悔しかったようです。

そこからは授業の小テストのたび、なんとなくお互いの点数を意識し競い合うようになりました。負けた方がジュースを奢る、みたいなルールにして勝負したこともあります。話す機会や一緒に課題をすることも日々増えていき、徐々に恋愛的な意味でも意識し合うようになっていったように思います。

 

友達と恋人の違い

そんなこんなでお互いに好意を寄せ、付き合うことになった私と彼ですが、2人とも人生初めてのお付き合いだったんです。恋人になったとはいえ今までと何がどう変わるのかよく分からなかったんですよね。今となってはピュアすぎて眩しすぎる青春です。

ただその時は本当に「付き合った」という事実だけでいっぱいいっぱいで、なんなら恋人になってからの方が気まずくて若干よそよそしい2人でした。結局そこから手を繋ぐのに半年かかり、キスをするのに1年かかったような気がします。

それくらいのスピード感だったので彼と恋人らしいことはほとんどしていないですが、誰かのことを好きだと思う気持ち、尊敬する気持ち、他の女の子と話していたら嫌だなって思っちゃう気持ち、、恋愛の基本の「キ」みたいな気持ちを教えてくれたのが彼だったなと思います。

 

“恋人”の代償

慣れというのは怖いもので、初々しい高校生カップルにも倦怠期というモンスターが現れます。特別ドラマティックな何かが起きたわけではありません。何となく毎日していたLINEでのやり取りが1日に1度、2日に1度と減っていき、何となく一緒にいても会話が少なくなっていくあの感じ、大人になった今でも原因は解明されないままです。

人間として大好きで尊敬する人と”恋人”になるというのは、ある種ギャンブルのようなものだと思っています。友達であればずっと一定の距離感を保ちながら、その距離感を守りたいという気持ちがお互いにあれば、友達として長く一緒にいられます。

友達から”恋人”になると、好きな人の1番近くに立ち入ることを唯一許された存在になれる、ような気がします。それはとても満たされる感情です。

でも”恋人”として上手く関係を続けられなかった時、元通りの友達に戻れるのか?

答えは「否」です。恋人から友達は不可逆です。だって仮に当人たちが「元通りだ」と主張したとしても、どちらかに新しい”恋人”ができた時、元恋人だった2人が変わらず一緒にいたら、それは悪ということになりませんか?一度恋人になってしまったら、完全に元通りはどうしたって難しいんですよね。

 

春は別れの季節

結局隣人の彼とは、付き合って1年ほど経ったころ恋人ではなくなりました。出会った季節と同じ、春の暖かい日でした。「恋愛ってすごく難しいんだな」ということを教えてくれたのもまた彼だったので、私の初めてを最もたくさん奪っていった人だったかもしれません。

その後何人かと交際しましたが、今でも彼のことはたまに思い出して、切ないような温かいような不思議な気持ちになるんです。初めての彼氏というのはいつまでも特別な存在なんだなと感じます。

 

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