思いもよらない縁
出会いとは不思議なもので
縁がない人とはどんなに想っていても、焦がれていても
出会うことがありません
これは私が高校生の時の話です。
高校生活にも慣れた夏の暑い日。
中学の時好きだった人とは離れ離れになり、想いも薄れかけた時
出会いはありました。
友達のところにいつも遊びに来ていた男の子
とても気さくで明るくて、人見知りの私もすぐに友達交えてよく話すようになりました。
趣味の話や部活の話、そんな時間が毎日とても楽しみでした。

でも彼はあくまでも、私の友達に会いに来ているわけで
私に臨みなんて微塵もあるわけない。そう思ってそれ以上の気持ちに踏み込めずにいたんです。
どうせ最後は彼は彼女と付き合うのだろうなと。
そんな状況を見て傷つきたくなかったのです。
思いを告げる勇気もなくやり過ごしているのに
廊下ですれ違うたびに、放課後部活を頑張る姿を見つけるたびに、夕陽の帰り道声をかけてくれたこと一つ一つの偶然が
恋に恋する乙女の私には全てが運命のように感じられていました。

傷つきたくない気持ちとは裏腹に高まる気持ちはどんどん増すばかり
そんな時
「テスト終わったら打ち上げで一緒にカラオケいかない?」
彼からのお誘いがあったのです。もちろん友達も一緒ですが・・・
想っている彼からのお誘いですうれしいに決まっています。
その時私の中に芽生えた感情がありました。
どんな結果でも自分の気持ちを伝えたいと
彼を好きになって臆病者の私に小さな勇気が生まれたのです。

テストも無事終わり、打ち上げの日はやってきました。
カラオケは盛り上がり、ふとした瞬間二人きりになったのです。
緊張で体はこわばります。でも伝えるなら今しかないそう思っていたところ
「君のことが好きなんだ、付き合ってくれないかな」
彼からの告白が!
胸は高鳴り目の前は真っ白になりながら
「実は私もずっとすきでした」
二人の気持ちが通じ合った瞬間でした。
恋愛経験少ない私ですが、この時通じ合った出会いが実を結び
出会ってから27年結婚して二児の親にまでなっていることは
奇跡だなと思っています。
m674著





























