幼馴染と私

私(C子)彼氏いない歴20年
つまり今まで彼氏が居た事がない。
周りの友達はみんな彼氏が居て、休みの日には〇〇に行ってきた、とかクリスマスやバレンタインデーのイベントには盛り上がっていた。
見た目がパッとしない私は男の子から告白される事も無く、周りの友達を羨ましく見ていた。
そんな私にも好きな人がいる。
小さい頃から一緒に遊んでいたAくんだ
子供のころから知っているからか、Aくんの前では気を遣わずありのままの自分でいられた。
そんなAくんは私の気持ちなんて気づいている様子もなく、次々と彼女を作っては
「お前も彼氏の一人くらい作れよ!」と言ってくる。
大学に入り、Aくんは県外に行き離れ離れになってしまった為、会う事がなくなっていた。
初めての合コン

そんなAくんが夏休みに帰省した時、久しぶりに会い
お互いの近況を話した後、友達に頼まれたらしく
「合コンしよう」なんて言ってきた。
「お前しか頼む奴いなくてさ、誰か居るだろ?お前にとってもいい話だろ?どっかの物好きがお前の事気に入るって事もあるかもよ?」
と子供の頃のようにいたずらっ子ぽく言ってきた。
私は昔からAくんに頼みごとをされると断り切れなく、引き受けてしまう。
めんどくさい事を引き受けたと思いながらも、またAくんと話すことが出来嬉しく思っていた。
合コンは4対4でやる事になり、時間や場所はAくんが決めてくれ、私は女の子達の連絡係となった。
私は合コンで彼氏を作ろうなんて考えていませんが、A君が彼女を作るんじゃないか?それが気がかりでした。
当日、居酒屋で開催する事になり、そこにみんなが集まった。
それぞれ気に入った人を見つけて何となく4組のカップルという形が出来上がり
Aくんとカップルになった子は少し派手目の可愛い子で、その子の方がAくんを気に入っている様子でした。
私はというと、カップルになった人(Yくん)は特に私の事を気に入ったわけでもなく、私しか余っていなかったので、仕方なくという感じだろう!
それでも、Yくんはいろんな話をしてくれ楽しませようとしてくれていた。
空いたグラスを下げようとした時、手が別のグラスに当たり、Yくんの服にこぼしてしまった。私は慌てて服を拭き、何度も謝っていたら
「そんなに謝らなくていいから、大丈夫だよ」
と笑ってくれ、安心していたらAくんが
「全くいつまでたってもどんくさいよな」と言ってきたので、私はイラっとして言い返し、言い合いのような感じになってしまい、周りのみんながビックリして止めに入った。
私達の言い合いはよくある事で、お互い気にもしないのだが、やはりそれを見た人は本気で喧嘩していると思うのだろう。
それから変な空気が流れ、解散となった。
次の日、Aくんから電話があり、いつものように話していたら
Aくんは、合コンで隣に座っていた女の子から連絡先を聞かれたようで、電話がかかってきたと自慢気に話して来た。
私はムカついて「良かったね、デートでもすればいんじゃない?」と言って一方的に電話を切った。
20年間出会いがなかった私に…

それから何事もなく、1週間が過ぎた頃Aくんからlineで
「こないだの合コンでお前と話してたYがline教えてくれって」
「教えても大丈夫か?」
と言ってきた。
なんだろう?何でわざわざline?と思ったが悪い人ではなかったので、
「教えていいよ」と返信した。
それからAくんとあの子がどうなったのか気になっていたが、聞く事も出来ずにいた。
ある日、Yくんからlineが来て、やり取りをするようになった。
数日lineのやり取りをする内に、Yくんから食事に誘われ
Aくんへのモヤモヤもあり、私はYくんと食事に行く事に。
待ち合わせたレストランで食事をしていた時に、
YくんからAくんが合コンで話していた女の子と付き合っている事を聞かされてしまう…
しかもその女の子が、Aくん以外の男の子とホテルに入る所を目撃したらしい
私はショックで会話もままならず、早々と帰宅した。
家に着き、ベットの上で放心状態でいる所にYくんからlineが…
「今日はありがとう、Aくんについて余計な事を言ってごめんね」
「せっかく食事に誘ってくれたのに、雰囲気壊してごめんね、話を聞いてAくんの事で頭が真っ白になってしまったの」
「もしかしてC子ちゃんはAの事が好きなの?俺、C子ちゃんに告ろうと思っていたのに…」
そう言われた私は「ごめんね、今はAくんの事しか考えられない」
と断った。
やっと私の気持ちに気づいた彼

居ても立っても居られなかった私は、気が付いたらAくんの家の前に立っていた。
チャイムを鳴らしてAくんが出て来て、
「ちょっと話があるから上がっていい?」と言い
驚いた顔をしたAくんは軽く頷き、私を部屋に入れてくれた。
Yくんから聞いた事を確かめる為に全てを話した。
するとAくんは、「そんな噂信じれるわけないだろ」
と少し怒った様子のAくんと口喧嘩になり勢い余って、
「こんなに心配しているのに私じゃダメなの?」
と言ってしまった。
私の気持ちを初めて知ってしまったAくんは
「その話が事実か確かめてみないと、お前の気持ちに応える事は出来ない」
と言われ、私はAくんが真実を知るまで待つことを決意した…
akomori著






















