はじめまして!【Mito】です。現在、2人の子どもを慌ただしく育てている日本在住の主婦です。私は海外での留学経験があり、アメリカの大学を卒業しています。大学に通う前もオーストラリアでの語学留学経験があり、今回は、アメリカ、オーストラリアで出会った外国人との恋愛を紹介していきたいと思います。

今日は第3言語として選択していた中国語の初授業。前の講義の時間がおしていたので、駆け足で中国語を教わる教室まで向かっていました。キャンパス間の移動もあり、間に合うかどうかの瀬戸際。教室につく頃には息切れするほどでしたが、なんとか、教授が来る前にたどり着くことができました。(よかった。間に合った・・・。)安堵したのも束の間、開始時間ギリギリに到着したため、席はほとんど埋まっています。周りをしばらく見渡すと後方に3,4つ空席を確認できました。急いで着席し、授業に必要な道具を取り出していると、にこやかな顔で「Hello~。」と緩く挨拶する教授が登壇したのです。最初に簡単な自己紹介を終えた教授は、
「これから、隣の人とペアを作って、それぞれ自己紹介をしてください。その後、ペアとアクティビティを行っていきます。」
と指示をしました。
「初めまして。台湾人のJです。」
そこで出会ったのが外国人のJでした。隣に座っていたJと自己紹介をかわしたあと
「間に合ってよかったね(笑)」
と声を掛けられ、授業前に一人でドタバタしていたのを見られてたんだ・・・と思い、急に恥ずかしくなりました。Jはその後も気さくに雑談を続け、人懐っこい犬のような印象でした。

中国語の授業を終え、次はエッセイのクラスに向かいました。次の授業までは余裕があったため、エッセイの講義が始まる教室のドアを開け、まだ人がまばらな教室の真ん中に席を陣取りました。授業開始までしばらく待っていると、続々と席が埋まっていき、もうそろそろ始まるかな~と考えていると、始業ぎりぎりにドアを開けるJの姿がありました。
「間に合ってよかったね(笑)」
空いている後方の席に向かうJに、今度は私が笑いながら声を掛けました。選択授業も同じ、シチュエーションも同じ(今回、遅れそうになっていたのはJの方だけど)状況に偶然って重なるんだなとのんきに考えていました。
授業後、Jから
「課題やテストのことで分からないことがあったら聞きたいから連絡先を教えて」
と言われ、連絡先を交換しました。

連絡先を交換した日の夜、テキストメッセージが届きました。宛名を見るとJからです。今日の授業のことかな?と思いながらメッセージを開くと、
「今から飲まない?友達紹介するよ」
との文字が。留学中にできるだけたくさんの友達を作りたいと思っていた私は、急な誘いでしたが、OKの返事をし出かける準備をしました。結局、その日はJ含め8人ほどの人を紹介されみんなとお酒をかわしつつ、ダーツをしたりと楽しい時間を過ごしました。
その日をきっかけに遊びに誘われる機会が増え、クラブやバー、カラオケなど共通の友達も一緒に遊ぶような仲になりました。

いつも通り遊びに誘われた日のこと。
「今日は遊びに行く前に食事に行くから夜ご飯は食べないでいてね」
とのメッセージ通り、空腹でJと一緒に待ち合わせの場所に向かいました。レストランにつくと、そこは今まで行っていたようなカジュアルなレストランではなく、ホテルの中に併設してある、どう見ても高級なレストラン。
「え・・・こんな高そうなところで食べられないよ!」
という私を尻目に
「大丈夫!払わなくていいから」
と構わずレストランの中に入っていきました。Jを追うとスタッフに通されたのはレストランの中のさらに奥にある個室でした。そこにはおなじみの外国人メンバーとさらに見たことのない人が合わせて20名ほど。いつもと違うレストランの雰囲気や人数の多さに呆然としていました。Jに促されるまま食事を初めて数十分。どこからともなくお馴染みのバースデイソングが聞こえてきました。声の出どころを探すとケーキを運ぶレストランスタッフの姿を見つけました。そのままケーキは私たちのいるテーブルに運ばれ、ケーキのメッセージプレートには「J、 Happy birthday]の文字がしっかりと刻まれていました。Jの誕生日だったの?と困惑する私と違って、他の参加者は今日がJの誕生日であることを知っているようで、ケーキが運ばれた後に友人たちが次々にお祝いの言葉と共にJにプレゼントを渡していました。Jの誕生日であることを知らず、一人だけプレゼントを用意していなかった私はとても気まずい思いをしました。誕生日おめでとうの言葉をJに告げた後、
「今日はJの誕生日だって教えてほしかった!!なんにもプレゼント用意してないよ」
と言うと
「自分からはわざわざ言わないでしょ(笑)プレゼントは何もいらないから”おめでとう”の言葉だけで十分だよ」
とこたえました。
その波乱な誕生日パーティーを終えた後、ダーツバーに向かっている車の後部座席となりに座っていたJが
「Mitoが彼氏がいなかったらなよかったのにな~。・・・俺の彼女にならない?」
とぼそっと言い放ちました。当時、日本に彼氏がいた私は
「ごめん、それはできない。」
と答え再び気まずい雰囲気のまま目的地に着きました。
その後、Jから遊びに誘われる頻度も徐々に減り、選択授業の単位をもらえたことでJの姿も見なくなりました。そうして、Jとの友達としての関係も自然消滅におわりました。
あの時、私に彼氏がいなかったらJと付き合っていたのか・・・それは今になってもわからないままです。
681著





























