学校での出合い

成人式の二次会で

成人式の二次会。華やかに着飾った若者たちが集まる会場は、まるで夢の中のような眩しい光景だった。煌びやかなシャンデリアが天井から吊るされ、柔らかな照明がテーブルの上の料理を一段と美味しそうに見せている。笑い声や乾杯の音が響き渡る中、私はふと、目の前の隣の席に目をやった。そこにいたのは、小学校で同じクラスだった男の子だったが、私は卒業以来の再会であったこともあり、こちらから話しかけることができずにいた。

「まさか、あの時の小学校の同級生だとは…」

彼の名はA。小学校の頃は、たまに目が合うこともあったが、特に親しいわけでもなかった。私の名前はM。私は、地味な子供時代から一転、成人式を迎えた今、鮮やかな赤い振袖を身にまとい、少し背伸びしたように自身を表現していた。

私は心の中で自分を鼓舞した。「今日は新しい出会いがあるかもしれない」と。そんな思考の中、私は自然とAの方に視線を戻した。Aも同じように少し緊張した表情で、私を見ていた。

すると突然、Aが少し照れたような表情で口を開いた。「お久しぶり。Mだよね?」

「うん、A。覚えてるよ。」私は少し驚きながらも、微笑み返した。彼の顔は、当時の面影を残しつつも、少し大人びた印象を与えていた。

話が始まると、私たち二人の周りにいる友人たちの喧騒が遠のいた。まるで、私たちだけの小さな世界が出来上がったかのようだった。私の心は徐々に高鳴り、Aの声が心地良く響く。「最近何してるの?」とAが尋ねると、私は自分の学生生活や趣味について話し始めた。Aも同様に、大学生活や夢について語り合った。

「実は、ずっと音楽をやってるんだ。」Aが少し恥ずかしそうに告白する。私は驚いた。「Aが音楽?全然知らなかった!」私は、思わず目を輝かせた。

その後、彼の演奏する曲を聴く機会があれば、ぜひとも聞いてみたいと思った。Aの話す姿は、私にとって新鮮で、まるで初めてみる花のように美しかった。彼の情熱が、私の心に少しずつ芽生えていくのを感じた。

二次会が進むにつれて、酒が回り、場の雰囲気も一層盛り上がった。Aの隣に座る私は、彼の笑顔を見るたびに自分の心が温かくなるのを感じた。私は、今まで気づかなかった自分の気持ちに戸惑いながらも、次第にAに惹かれていく自分を自覚した。

「久しぶりに会ったのに、なんか話しやすいね。」Aが言った。

「そうだね。なんか不思議な感じ。」私は頷く。

Aの視線が少し強くなった。「M、今度一緒に遊びに行かない?」

私は驚いたが、その期待感に心が躍った。「行きたい!でも、どこに行くの?」

「そうだな…俺の好きなカフェがあるんだけど、どうかな?」Aは少し照れくさそうに微笑む。

「いいね、楽しみにしてる!」私は自分の心の高鳴りを感じながら答えた。私はこの瞬間に、何か特別なものを感じていた。

その後、二次会は終わり、みんなが帰り始める中、私とAは会場を後にした。外に出ると、冷たい風が彼らの頬を撫でた。私は振袖の袖を引き寄せ、少し寒さを感じながらも、心の中は温かかった。

Aは私の横に並び、道を歩きながら、私に向かって「今日は本当に楽しかった。Mと話せてよかった。」と告げる。

私はその言葉に心が踊るのを感じた。「私も。これからも、こういうのが続くといいな。」

私の心の中に、Aとの新しい関係が芽生えていくのを感じながら、二人はそのまま夜の街へと歩みを進めた。

帰りの道中も何を話したか覚えていないほどたわいもない会話で盛り上がり、1月という真冬の夜で笑うと同時に白い息が真っ暗な夜空に待っていた光景だけが鮮明に覚えている。

駅に着くと、まだ帰りたくないと思いつつも、手を振り、終電に少し急ぎながら改札を通って行く彼の後ろ姿を見えなくなるまで見つめていた。

そして、数日後、Aからの連絡が来た。「来週の土曜日、カフェに行こう。」そのメッセージを見た私は、思わず顔がほころんだ。私は、同級生から大切な人へと変わっていく瞬間を楽しみにするのだった。

「成人式は新しい出発。出会いが待っている。」私は改めてその言葉を噛み締め、明るい未来を思い描いた。私の心は、Aとの関係を育むことで、これからの新しい自分を見つける旅に出るのだと確信していた。

その日、私は自分の未来に期待を寄せながら、Aとの次のデートを心待ちにしている自分を感じていた。私の心には希望と不安が交錯しながらも、新たな恋の始まりを実感していたのだった。

714著

 

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