
今回の記事は私が中学三年生の頃に経験した恋愛についてです。
中学生になった私は部活に入り、そこで二人の男友達が出来ました。
家の方向が同じだったことから一緒に帰るようになり、どんどん仲を深めていきました。
仲良くなってからしばらくしたころ「塾の友達が同じ部活にいるから紹介したい」と言われ、二人の女子と知り合いました。
そのうちの一人が私の好きになる人です。
出会い

友達の友達として知り合った彼女は小柄でかわいらしい声が印象的でした。
また、もう一人の女子が溌剌とした性格だったことも相まってマイペースな印象を受けました。
おっとりとした聞き上手な彼女とムードメーカー気質な彼女の友人と友人になったことで、部活はより楽しいものになりました。
最初は部活関連の関わりのみだった私たちですが次第に部活に関係なく遊ぶようになり、特に通話しながらのゲームは頻繁にしていた遊びです。
ゲームを最も盛んにやっていた中学2年生の時、私は成績と恋愛の面で悩みを抱えていました。
少しずつ受験という単語を耳にする機会も増え、焦りがあったのだと思います。
その気持ちを少しでも紛らわそうとゲームがひと段落ついた後、相談に乗ってもらうようになりました。
全員が親身になって話を聞いてくれましたが、特に彼女に相談する機会が多かったように思います。
この時の経験が後に彼女を好きになることにつながるのですが、当時の私にとって彼女は「友人」のままでした。
友達の友達として交流が始まり、部活やグループの仲間として仲を深めていった私たち。
彼女との友情は周囲の友人がいてこそといっても過言ではないでしょう。
そんな彼女の捉え方が「好きな人」に変化するきっかけもまた、周囲の友人によってもたらされるのでした。
「友達」から「好きな人」へ

部活のないある日の放課後、私とグループ内の男友達の一人は一緒に帰っていました。
そして、その時に彼が例の彼女に思いを寄せていることを明かされます。
「毎日ラインしてるんだ!」彼は自信満々にそう言いました。
実際に履歴を見せてもらうと彼の態度も納得できるほどの順調さで、付き合うのも時間の問題だと思わされました。
友人に春が訪れることを期待しつつ、三年生が始まりました。
他の3人とは離れてしまいましたが、例の彼女とは同じクラスになりました。
同じクラスになったことで会話量が大きく増加し、個人での関わりが増えていきました。
そんな様子で日々の生活を送っていた私に、クラスの男友達数名が彼女との関係について尋ねてきました。
あまりにも頻繁に会話をする私たちの姿を見て付き合っているのではないかと疑っているというのです。
今までも関わりがあった私としては部活や通話の延長くらいに考えていましたが、私が普段あまり女子と話さないこともあり傍目から見ると不自然に写ったそうです。
最初はいじりの一環として受け流していましたが、ある日違うクラスの女子からその件を尋ねられました。
その子が情報の入手経路を「風のうわさ」と言ってはぐらかしたことで、クラス内でのいじりだと思っていたものが拡散されていることに気が付きました。
事が大きくなっていることを実感した私は、次第に彼女を意識するようになります。
今までは「友人の良いところ」として捉えていたあらゆるものが「好きな理由」に変化していきました。
どんどん一友人として彼女を見ることが出来なくなっていった私ですが、一つ心残りがありました。
同じグループの彼です。
彼はあの日からずっと彼女のことが好きだと言い続けており、近況報告も定期的に受けている状況でした。
相談相手としてその恋愛を見守っていた私はそれを無視することが出来ず、好きな気持ちを抑えて彼をサポートしようと決意しました。
変化

夏休みが迫ってきたある日、彼は彼女にフラれました。
ひどく落ち込む彼を見て、私は驚きを隠せませんでした。
学校、ライン共に順調だったうえ、かなりイケメンだった彼がフラれる可能性をほとんど考慮していなかったのです。
それと同時に、彼女がどんな人間なのかが分からなくなっていく感覚がありました。
あんなにラブラブに見えるラインを、長い付き合いとはいえ思いを寄せていない友人に送ることが出来る彼女に恐怖を覚え始めました。
そんな中でもクラスで出会う彼女はいつも通り私に話しかけてきます。
今思えばこの時すでに私は彼女に恋をしていて、彼がフラれたことをチャンスだと捉えていたのだと思います。
会話をしていく中で恐怖心は次第に薄れ、今まで抑えていた気持ちが一気に膨らんでいきました。
告白

受験もいよいよ目前に迫った十二月、私は彼女を通話に誘いました。
志望校のレベルがほとんど同じだったこともあり勉強会と題して定期的に通話をしていましたが、その日の私は目的が違いました。
告白する前、普段のペースで話をする私を振り返るといかに浮ついていたかが見て取れます。
念願の彼女、イケメンな友人がたどり着けなかった世界。
周囲の煽りを受け、彼女との関係に自信をつけていく中で恋心を育んできた私は失敗する可能性をまるで考えていませんでした。
彼女との日々を想像し、もはや告白が成功した後のような心境で想いを伝えた私でしたが、ご想像の通り見事にフラれました。
今考えれば彼女の人たらしな性格は友人を通して痛いほど理解していたはずです。
それなのに当時の私は都合の良い情報に身を任せて行動し、結果として友人と同じ轍を踏む結果となってしまいました。
その後
私が告白したことで恋愛について意識するようになったのか、私がフラれた直後に彼女は当時思いを寄せていた人と付き合いました。
そんな彼女とは、実は今もかつてのグループを通して交友関係が続いています。
かわいい声や愛嬌のある振る舞いは今も健在ですが、今ではすっかり「親友」の一人です。
今は彼氏がいるためその心配はないですが、少し道を間違えると再び好きになってしまいそうな魅力のある人なので、今後とも気を付けようと思います(笑)
ここまでご覧いただきありがとうございました。
690著





























